第10回 正しい座り姿勢を意識する。〔背筋〕
正しい姿勢で座るとは、左図のように耳たぶから肩(肩峰)、お尻の骨(坐骨結節)までが一直線に並ぶ姿勢で座ることをいいます。
自然とあごを引き、背中は楽にまっすぐ伸びた状態です。
しかし、猫背になり肩が丸まってしまうと、肩が内側に巻かれ、胸の筋肉が萎縮します。
胸の反対側にある肩甲骨周りの筋肉が引っ張られ、より背中が丸まっていきます。
胸の筋肉が萎縮すると、呼吸が浅くなってしまい、代謝が低くなり疲れやすくなります。
また、前かがみになるため、机に乗せた腕で体を支えてしまい、肘や腕の痛みにもつながります。
そこで、短くなった胸の筋肉をはじめ、伸びてしまった肩や背中の筋肉に働きかけて、肩甲骨を正常な位置に戻してあげることが大切です。
背骨を伸ばして、楽に胸を開いてあげましょう。
酸素は脳がしっかり働くためのエネルギーです。
チャレンジ体操は「イスに座って胸そらし」です。
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〈作文通信教育講座ブンブンどりむ 会員向け情報誌「Partner」より〉
ナカムラチャイルドスポーツ 代表 中村勝也 監修
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